自動車用『ガラス系』コーティング剤には4種類ある – メーカーが触れられたくない事実
みなさま、洗車ライフをいかがお過ごしでしょうか?
本日は「ガラス系コーティング」についてお話しします。弊社kozmezのクリスタルガードもいわゆる「ガラス系コーティング剤」ですが、一言で同じ言葉でくくっても、実は複数種類があるのです。
1.シラン、ポリシラザンベースのガラス系コーティング剤
シランやポリシラザンは、業者が施工するような高級自動車コーティング剤に使われている成分です。
空気に触れて固化するタイプの薬剤で、全て茶色や青色のビンに入って日光を遮るように作られています。これらの薬剤は比較的分厚いガラス皮膜を形成しますが、鉛筆硬度が6-7Hと比較的柔らかく、傷に対しての耐性が弱くなります。
成分の濃度で性能が大きく変わりますが、濃くするとむらになりやすく、その調整が難しい薬剤です。また、これらの薬剤は毒性が高く、そういった理由で業者施工が主になっているわけです。
ただ、市販用にコストを下げるために極めて薄く薄めてから樹脂を混ぜて販売している商品もあるので要注意です。
樹脂が入ればせっかくのガラスが「腐る」被膜になります。
また、実際にはこれら液体を放置しても本当のガラスの液体のように固まることはありません。そのような見せ方をしているのは・・・。もうおわかりですね?
ガラスは元々撥水しません。ですが、これらの中にはわざわざ撥水基という水を弾く仕組みを持たせた商品もありますが、当然ガラスは本来疎水ですので撥水効果は長持ちしません。
なお、「クリスタルガード・オープライム」はこのポリシラザンをベースに改良されたベースコーティング剤です。
2. ガラス繊維ベースのコーティング剤
次に、ガラス繊維をベースとした「ガラス系コーティング剤」があります。
これは、空気に触れて固まるのではなく、触れた面をガラスにしていく商品です。ですので、密閉や遮光された容器に入っている必要もなく、実際5年以上薬剤を放置していても性能は落ちません。
このタイプの薬剤も濃度調整などが困難で、下手をするとむらになってしまいます。
実は、「ガラス系」や「ガラス系ポリマー」、「ケイ素系ポリマー」を謳う商品の数多くはこのタイプではありませんので注意が必要です。
このタイプは本当のガラスになり、薬剤を超高温で熱するとガラスが出てきます。実は生産が非常に難しく、市場に出ている製品でこのタイプの商品はごくわずかなのです。
ネットでは「放置して固まらないガラス系コーティング剤は偽物」とうたう商品もありますが、あれは全くの間違いです。実際には触れた面をガラスにしてしまうタイプのコーティング剤が存在するからです。
弊社の「クリスタルガード・ワン」や「クリスタルガード・プロ」はこのタイプとなります。
3. シリコーンをガラスやケイ素と称したコーティング剤
実際のガラスを形成するわけでもなく、ガラスのような特徴を備えたコーティング剤があります。
実は悲しいことに市場に出回る「ガラス系」をうたう商品のほとんどがこのタイプです。名前にはケイ素やガラスなどを含めて消費者の購入を促しているという現状です。
実際このタイプのコーティング剤の保護能力は弱く、被膜も劣化、酸化しやすいものがほとんどで、効果は全く持続しません。
薬剤はほとんど撥水タイプが多く、実際には安価な撥水剤に頼っている物がほとんどです。
弊社ではこのタイプのコーティング剤は一切販売しておりません!
4. まったくのなんちゃってガラス系コーティング剤
3,まではまだ「嘘」とは言えないでしょう。しかし、世の中には全くの嘘で消費者をだます商品もありますので注意が必要です。
嘘の商品は、ガラスの粉を入れてキラキラする薬剤を「ガラス系」と称したり、「疎水と撥水のハイブリッド」と称して実際はガラス系成分を含まずに安価な撥水剤を売りつけるものまで存在します。
これらの商品は性能も持続しないほか、保護能力も低く、単に消費者をだますだけのものですので注意が必要です。
この手の商品はたいていムラになりやすく、最悪の場合は自動車のボディーや窓ガラスの曇りやシミの原因となります。それらの商品はもう詐欺商品と言っても過言ではないでしょう。
車にプラスになるどころか、マイナスになってしまうと言うわけですね。
実際に多くのメーカーはこれらのことに触れられたくないのが現状です。
私たちkozmezは、そういったコーティング剤の真実にも切り込んでいき、皆様に満足して頂ける商品を提供し続けたいと考えております!
皆様も「ガラス系」コーティング剤を購入される場合にはくれぐれもご注意下さい!
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